『千恋*万花』感想!

また間が開いちゃいましたが、今回からちょっと書き方を変えてみようと思います。
それでは『千恋*万花』の感想です!

全体的な感想としては、
面白かったけれどちょっと物足りないというか中途半端だったかなーという感じです。
期待以上ではなかったかな・・・。
とりあえずキャラデザなどのグラフィック面は今作も期待通りでとても素晴らしいです!
キャラデザの良さだけでもうじゅぶん満足出来ちゃいます(*´ェ`*)
個人的に、立ち絵の差分が表情だけじゃなく
髪型や服装差分がたくさんあったのが良いな~と思いました。
寝るときもツインテールのキャラとか冷静に考えるとおかしいですもんねw
労力的に大変かもしれないですが、こういうところに力を入れてくれているととても好感が持てます。


【シナリオ全体】
中途半端だったかなーと感じたのはやはりシナリオの部分ですね。
この作品は「呪い」とか「祟り」というのがシナリオの根本に関わってくるのですが、
ルートによっては無理矢理呪いと絡めようとしているというか、
呪い要素必要ないんじゃないかなぁというルートがあるように感じました。
それというのも軽いネタバレになってしまうかもしれませんが、
実は共通ルートである程度呪いは解決してしまうんです。
それで各ルートは恋愛部分がメインになっていくのかなーと思いきや、
そこになぜかまた呪い要素が関わってくるので、
結局恋愛部分と呪いの解決部分の両方でルートが進むことになってしまいます。
別にそれでも呪い要素があることでシナリオが面白くなるなら全然かまわないのですが、
呪い要素なかったとしても話進めるのに問題はないし、むしろそれが無理矢理加わったせいで
ヒロインが主人公を好きになっていく描写とか、イチャラブ部分の描写が減ってしまっているように感じました。
どっちつかずになってしまった感は否めないです(-ω-;)
もちろんイチャラブ部分はどのヒロインもかわいかったし、とても良かったんですけどね・・・。
正直呪いが関係ないサブヒロインルートの方が楽しめたかもしれないですw
いっそのこと共通ルートで呪い関係は完全に終わらせちゃって、
各ルートではひたすらイチャイチャする、くらいに開き直ってくれた方が嬉しかったかもしれませんw
【各ルート】
・芳乃ルート

芳乃のルートは割とイチャラブ部分と呪い解決部分のバランスは良かったですね。
そんなに違和感なく両方楽しめました。
呪い関係がない方が良いとは言ったものの、
芳乃はやはり呪われてる当事者なので、さすがに呪い関係の話がないと変ですからねw
個人的にすごく気に入ったシーンが、共通ルートでの話になっちゃうんですが
主人公が芳乃や茉子に隠れて特訓を始めるシーンがとてもよかったです(*‘ω‘ *)
主人公の男としての意地と、芳乃のまっすぐな性格がよくわかる良いシーンだなーと思います。
・茉子ルート

とりあえず茉子めちゃくちゃかわいいです。
見た目も性格も声も全部がすんばらしいです!
しかもくのいちというね。もう最高ですね!!
が、しかし。
実は、呪い関係の話いらないんじゃないかなと一番思ったルートは茉子ルートなんですよね。
ルート導入部分とか、恋人になっていく感じとかはすごく良かったんですけど、
そこに呪い要素必要だったかなぁと感じました。
素直にイチャラブを楽しみたいのに、呪い関係で不穏な気配を漂わせたり
そっちの解決に尺を割かれたりで、あまりイチャラブに集中できなかったです。
終わり方もけっこう力技だったような印象ですし、一番好きなヒロインなだけにちょっと残念ですね。
・ムラサメルート

ちょっとネタバレになってしまうかもですが、
ムラサメちゃんルートが意外にも一番呪い関係の話がシナリオに関わってこないルートでした。
もっともムラサメちゃんの存在自体呪いに深く関わっているので
全く要素がないわけではないですが、メインのお話は呪いがあまり関係ないので、
一番バランスが良いルートに感じました。
ムラサメちゃんが主人公を朝起こしてくれるというシーンが何回かあるのですが、
なんというかこう、そういう何気ないシーンでのかわいさがたまらないです。
自然と主人公の生活に寄り添っているというか。
見てるとこうね、僕も幼刀と暮らしたいです・・・ってなりますね(*´д`*)
・レナルート

またまたネタバレになってしまうかもですが、
まさかレナルートが最も呪いを掘り下げていくルートだとは思いもしませんでした。
メインヒロインで呪いの当事者ともいうべき芳乃のルートよりも
完全に呪いの根本へと迫っていく感じでしたね。
なんとなく芳乃ルートを最後に攻略した方がいいかと思ってましたが、
レナを最後に持ってきた方がスッキリ理解できるかもしれませんね。
あ、それから声優さんは桐谷華さんが最高と何度も言ってきましたが、
最近は沢澤砂羽さんも素晴らしいな!と思いますね!
レナ役もとても合ってました。
桐谷さんと同じくらいというか、同じというか、
とにかくどちらも応援してます(`・ω・´)
【まとめ】
やっぱり気になったのは各ルートでのシリアス成分のバランスですかねー。
なんか僕いつもレビューでその話ばかりしている気もしますが・・・。
それだけ個人的に一番気になる部分なんですよね。
僕の勝手なイメージですが、
一般的にシリアスな話重視のエロゲの方が面白いという評価が多くて、
ヒロインのかわいさやイチャラブ重視の作品はシナリオがつまらない、
みたいなイメージを持たれているように感じます。
確かにシリアスで読み応えのある作品は面白いですが、
その分シナリオが重くなりがちなので、イチャラブ要素は入りづらいんじゃないかと思うんですよね。
僕としてはかわいいヒロインとの恋愛が見たくてエロゲやってるので、
いっそシリアスなしでも全然かまわないんですけど、
なんというかこう世間の評価的にシリアスも入れなきゃ!ってなって
中途半端になっているのかなーなんて思ったり。
シリアス要素というか読み応えもありつつ、
イチャラブも楽しめる作品というのが理想ではあると思うんですけどね。
自分でも明確にこれくらいのバランスなら両方楽しめるとハッキリ言えるわけではないので難しいところなのですがw
とにかくまとめると、
無理矢理シリアスっぽい要素を入れて中途半端になるなら
いっそそういう要素はなしでイチャラブだけに特化してくれた方が素直に楽しめたかな、という感じです!
以上、『千恋*万花』の感想でした~。

玄十郎さんかっこよすぎ!かなり好きです!
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